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眠らない森
ひざまずいてもなお、踏みにじられながらイかされる事が愛されていると実感できるから・・・変態妄想に抗えない
仔猫物語 (1)
私の夢は、大好きなご主人さまの足元で、生きる事。


朝。
私の仕事は、ご主人さまを起こして差し上げる事から始まる。
眠りの浅い私は、いつも目覚ましよりも先に目が覚める。
愛しいご主人さまの寝顔を見つめていられる、私の至福の時間。
そして、6時。
音が鳴る前の目覚ましを止めると、ご主人さまの頬を、ぺろ、、っと舐める。
う・・・ん・・・
ご主人様は、煩そうに私を払う。
次に私は、ご主人さまの耳を舐める。
そっと、そっと、、舌を滑らせ、、、そして
朝ですよぉ、、、
と、ささやく。
・・ん・・・ん・・・
ご主人さまは、眉をひそめて、私に背中を向けてしまう。
私は自分の長い髪をひとつまみ持つと、筆にように、それでご主人様のうなじや耳をなぞる。
朝ですよぉぉ、、、、
と、声をかけながら。
ご主人さまは、目を閉じたまま、いたずらな私の手首をつかむ。
・・あと・・5分・・・
寝ぼけた声でそう言うと、また寝息を立てる。
私はご主人さまの背中に、ぴったりとカラダをくっつけたまま、5分経つのを待つ。
暖かくて、私に最高のやすらぎを与えてくれる方。
愛しくて、とても愛しくて、涙が出てくる。
5分後、私はまた、ご主人さまの頬を、ぺろ、、っと舐める。
6時5分ですよぉ、、、起きてください、、、
ご主人さまは、目を閉じたまま動かない。
ご主人さまぁ、、、
私は背中を向けたままのご主人さまの耳やうなじをぺろぺろ舐める。
時々、軽く噛む。
いきなりご主人さまはカラダを私のほうに向けると、私の両手首をつかみ、ベッドに押し付ける。
悪戯っ子・・・・
そう言うと、私の乳首をきつく噛む。
私は痛みに声をあげる。
・・・・もっと噛んで欲しい・・?
ご主人さまが、顔を上げて言う。
、、おねがい、、します、、、
私がそう答えると、ご主人さまはクスッ・・・と笑う。
痛いよ・・・
ご主人さまは、さっきよりも強く噛む。
私は、悲鳴をかみ殺して耐える。
痛みとは別の切なさが、胸に溢れる。
ご主人さまは口を離す前に、優しく乳首を舐めてくれる。
私はじっとしている。
ご主人さまは、サイドボードに置いてあった洗濯バサミを取ると、私の両方の乳首を挟む。
再び痛みで声をあげる。
でもすぐにその痛みになれてしまう私。
あとで取ってあげるからね・・・・
ご主人さまは私に軽くキスをしてくれると、バスルームに消えて行った。


私は洗濯バサミをつけたまま、朝食の準備にかかる。
ご主人さまの朝食は、パンとコーヒーだけ。
ダイニングのテーブルに用意がし終わったころ、出勤準備を終えたご主人さまが現れる。
ご主人さまのスーツ姿、とってもよく似合っていて、ステキ。
ご主人さまは冷蔵庫からミルクを出すと、スープ皿に入れる。
そして、ダイニングチェアのすぐ隣の床に座って待っている私の前に置く。
いただきます・・・
ご主人さまがコーヒーに口をつけるのを確認してから、私はミルクに舌を伸ばす。
時々ちぎったパンを、手のひらに乗せて、私に食べさせてくれる。
食事を終えたご主人さまが新聞を読んでいる間、私はテーブルの下で、 ご主人さまの足に擦り寄ったりじゃれたりしている。
そして7時20分。
ご主人さまの出勤の時間。
私は新聞を持っているご主人さまの左腕に抱きつく。
ん・・?ああ、もうそんな時間か・・・
ご主人さまは新聞をテーブルに置くと立ち上がる。
玄関に向かうご主人さまの後ろを、私はカバンを持ってついていく。
靴を履くご主人さまに肩を貸す。
ご主人さまにカバンを渡すと、私は正座をする。
ご主人さまは私の頬に手を伸ばして、軽く撫でる。
今日、少し遅くなるから・・・
そう言うと、私の胸についた洗濯バサミをゆっくりと優しく、はずしてくれる。
痛かった・・・?
私は首を横に振る。
うん。じゃ、行って来るね・・・
はい、、、
私は小さな声で返事をする。
彼はクスッと笑うと、しゃがんで私を抱きしめてくれる。
とんとん・・っとあやすように、背中を叩く。
行って来るね・・・・
はい、、、いってらっしゃいませ、、、
玄関から出て行くご主人さまに、私は深く頭を下げて、お見送りをした。


ご主人さまが出かけると、私は洗濯を始める。
この部屋の中にいるときは全裸で過ごしているので、私の服はない。
週末、ご主人さまと買い物に行く時だけ、洋服を身につけている。
私の洗濯物が出るのはその時だけ。
ひとりで外出はしない。
ずっと、この部屋の中で、ご主人さまの帰りを待っている。
洗濯機が回っている間、朝食の食器を洗い、布団を干して掃除をする。
ベランダに出るときだけは、ご主人さまのパジャマを羽織っている。
そうして欲しい、と、ご主人さまの命令。
掃除機をかけてから、四つん這いになって隅々まで雑巾をかける。
洗濯機が止まると、再びご主人さまのパジャマを羽織って、ベランダに出る。
1枚1枚皺にならないように、丁寧に干していく。
午前中の家事はこれで終わり。
あとは洗濯物が乾くまで、する事がない。
暇な時間を利用して、私はレース編みをしている。
今はカーテンを編んでいる。
ずっとここでご主人さまの帰りを待っている私に時間は、有り余るほどあるのだから。
先日はキッチンのカフェカーテンを編み上げた。
きれいにできたね。
と、ご主人さまはとても喜んでくれた。
今編んでいるレースの糸も、ご主人さまと一緒に買いに行ったもの。
私は時間も忘れて、夢中に編み棒を動かす。
太陽が陰り始めるころ、私は顔をあげる。
パジャマを羽織って布団と洗濯物を取り込む。
きれいにベッドメイクをしてから、洗濯物をたたむ。
ご主人さまのYシャツとハンカチに、丁寧にアイロンをかけながら、夕飯のメニューを考える。
ご主人さまは煮物が好きなので、これだけは絶対にはずせない。
ぶり大根、豚肉となすのしょうが焼き、ごぼうのサラダ、きゅうりの浅漬け作って、豆腐となめこのお味噌汁でいいかな。
Yシャツをハンガーにかけて、皺にならないようにドレッサーに仕舞うと、私はエプロンをつける。
先週ご主人さまが買ってくれた、コスモス色のエプロン。
そういえば、今日は遅くなる、って言っていたっけ、、、、
ご主人さまは、どんなに遅くなっても必ず私が作った夕飯を食べてくれる。
しょうが焼きの仕上げを残して、7時には食事の支度が終わる。
私は部屋の隅に座って、ご主人さまの帰りを待つ。
ご主人さまは駅につくと、必ず電話を入れてくれる。
私は電話には絶対に出ない。
ただ、留守番電話相手にご主人さまが、
これから帰るからね・・・
と、入れるメッセージを、スピーカーから聞くだけ。
その電話があってから、夕飯の仕上げにかかると、ちょうどいいタイミングになる。
11時をまわっても、ご主人さまから電話が来ない。
淋しい、、、、
私は心の中でつぶやく。
12時になる。
耐えられなくなった私は、洗濯バサミを取り出す。
ゆっくり、ゆっくり、、
カラダ中を挟んでいく。
痛みが、ご主人さまを身近に感じさせてくれる。
40本、全てつけ終わってしまうと、今度はゆっくりと、手で払い落としていく。
口から漏れそうになる悲鳴を、胸に仕舞いこむ。
全て払い落としてしまうと、また、ゆっくり、ゆっくり、挟んでいく。
淋しいよぉぉ、、
私は声に出して言う。
1時半。
電話が鳴り、ご主人さまの声がスピーカーから聞こえる。
遅くなってごめんね・・・・これから帰ります
私は急に元気になり、夕飯の仕上げのために、キッチンに立つ。
10分後。
玄関のカギの音がして、ご主人さまが帰って来る。
私はご主人さまの足元にじゃれつく。
よしよし・・・ごめんね・・淋しかった・・?
ご主人さまは、私の頬を撫でる。
私はその手を取ると、ご主人さまの指にしゃぶりつく。
こらこら・・・
ご主人さまはカバンを下ろすと、もう片方の手を私の胸に伸ばす。
痣だらけになった、私のカラダ、、、
またこんなことして・・・でも、淋しい思いをさせた僕が悪いね・・・
ご主人さまはそう言うと、きつく私を抱きしめてくれる。
ご主人さまから、ご主人さまのものではない香水の香りがする。
そうか、、、今日は彼女と会っていたんだ、、、
私はご主人さまにすがりつく。
ご主人さまには、彼女がいる。
私は飼い猫であって、彼女ではない。
それでも、こうして毎日一緒に暮らし、私を愛でてくれる。
私はそれで充分幸せだと、思っている。
おなかすいたな・・・いい匂いがするね。
その言葉に、私は驚いて顔をあげる。
食べてきたんじゃ、、、、
ご主人さまは、首を横に振る。
食べてないよ。夕飯はうちで食べる約束でしょ。
でも、、彼女と一緒だったんじゃ、、、
会っていたよ。でも、これが最後だ。
私は下を向く。
うちには手のかかる、淋しがりやの仔猫ちゃんがいるからな・・・
ご主人さまは、声を出して笑う。
心配しないで。僕はどこにも行かないから。
ご主人さまはそう言うと、カバンの中から、小さな包みを取り出した。
目、閉じて・・・
私は言われたとおりに目を閉じる。
首に何かを着けられる。
もう開けていいよ。
赤い皮紐にゴールドの金具のチョーカー。
飼い猫の証。よく似合うよ。
ご主人さまはチョーカーの金具を軽く弾くと、私にキスをしてくれる。
さあ・・夕飯にしよう。ゆきなの手料理は、おいしいからな。
私にカバンと上着を渡すと、ご主人さまはダイニングに向かう。
私は幸せな気分で、ご主人さまのあとをついていった。




(My妄想小説サイト:クリスタルムーンより転機)




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テーマ:女が書く官能小説 - ジャンル:アダルト

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