2ntブログ
眠らない森
ひざまずいてもなお、踏みにじられながらイかされる事が愛されていると実感できるから・・・変態妄想に抗えない
やさしい雨(8)
「ゆきな、最近元気ないね。」
美和子が言う。
「そう、、?ちょっと疲れているのかな、、、」
私はなんとか笑ってみせる。
昼休みの社員食堂。
美和子がA定食のチキンカツを食べている向かい側で、私はコーヒーを飲んでいた。
「食欲もないでしょ?無理にでも食べないと、ない胸が一段となくなっちゃうよ。」
美和子が大きな胸を揺すって見せる。
「あは、、、これ以上なくなりようがないから、平気よ、、」
私も胸を張る。
「男でも作って揉んでもらえば大きくなるよ、きっと。あはは」
美和子が声を出して笑う。
「、、、男なんて、、嫌いよ、、大っ嫌い、、、」
私は独り言のように、つぶやいた。


3人の男たちの玩具にされた日。
私はまるで犬のようにホテルの廊下を散歩させられた。
全裸のまま首輪とリードを着けられ、超小型ローターをぴったりとクリト○スに貼り付けられ、 四つん這いで尻尾代わりにバイブをお尻に挿され、、、
歩くペースが落ちたり少しでも嫌がる素振りを見せると、容赦なく飛んでくる鞭。
目隠しをさせられていたので、どこをどう通ったのか、何人の人に会ったのか、私にはわからない。
ただ、誰かに会うたびに何回も男のモノを咥えさせられ、カラダ中精液で汚された。
部屋に戻ってからも、3人の性宴は終わらなかった。
ぼろぼろになって、もう自分で動けなくなっても、3人の魔の手は止まらない。
ようやく解放されたのは、夜になってからだった。
適当に制服を着せられ、抱えられるように建物の外に出ると、2台のハイヤーが通りで待っていた。
その1台に私を乗せると、課長は、
「明日仕事休むなよ。また火曜日可愛がってやるからな。」
と言ってドアを閉めた。
アパートの部屋に着いてすぐに、私はシャワーを浴びた。
擦っても擦っても、カラダから男たちの臭いが消えない気がした。
気がつくと、買ったばかりのボディーソープを全部使いきっている。
ひりひりとする痛みに、ようやく私は擦るのをやめた。
バスタオルを巻いて部屋に戻ると、ドレッサーの鏡に映った私がいた。
恐る恐る、私はバスタオルを床に落としてみる。
カラダ中至るところに、痣とみみず腫と鬱血の痕があった。
、、どうして、、どうしてこんな目にあわなくっちゃならないの、、、、?
私は自分の肩を抱きながら、崩れるように座り込んだ。
悔しくて涙が溢れる。
嫌い、、、みんな、、大っ嫌い、、、!!
ふと、雨の日に出会った彼の顔が浮かんできた。
切なそうな、、あの横顔、、、
涙が次から次に溢れてくる。
、、私、、私が一番嫌い、、、もう、、いや、、っ
そして次の日、私は長い髪を切った。


「・・・ね、ゆきな、聞いてる?」
美和子が私の顔を覗き込んでいる。
「あ、、、ごめん、、」
私は我に返った。
「もうぅ。だからさ、せっかく髪切ってイメチェンしたんだからさ、今日の合コン、一緒に行こうよ。」
「、、、私はいい。そんな気分じゃないから、、」
私は軽く手をふる。
「だめだめ。もうゆきなもメンバーに入っているんだから。ね?私を助けると思って!」
美和子が両手を合わせて頭を下げた。
私は大きくため息をつく。
「仕方ないなぁ、、、今日だけよ。」
「うんうん!サンキュー!じゃあとでね。」
美和子は自分の食器を片付けると、先に食堂を出て行った。
私と美和子は同期入社なだけで、課が違う。
私は総務課で美和子は経理課。
男が沢山いる経理課にいて、何でこう毎週のように合コンをしているのか、私には理解できない。
それでも高卒の同期の女子は私たち2人だけなので、なんとなく仲良くしている。
悪い子じゃないんだけど、、、
そう、美和子は悪い子じゃない。
行動的で社交的で、目はパッチリ二重でスタイルもよく、なかなかの美人だと思う。
それに比べて私は、内向的で人見知り。胸も小さいし、特に美人と言うわけでもない。
課長はどうして私を獲物に選んだんだろう、、、


定時で仕事をあがり、私は更衣室で私服に着替えていた。
昨日教えてくれたら、もうちょっと明るい色の服着てきたのにな、、、
私は少し恨めしそうに、グレーのスカートを見下ろす。
少し遅れて美和子が入ってきた。
早めにあがって合コンに備えていたらしい。
大きく胸の開いた赤い皮のミニスーツを着ていて、メイクもばっちり決まっている。
「ゆきな、それで行くの?」
美和子が言う。
「だって、急に言うから、、、」
「ごめん、そうだよね。あ、だったらさ、私の服貸してあげようか?急なデートの時用に、 いつも一着ロッカーに入れてあるんだけど」
美和子は自分のロッカーから紙袋を取り出した。
「いいの?」
私は紙袋と美和子を交互に見る。
「まずは着てみてよ。向こうむいてるからさ。」
「うん、、」
私は着ていた服を脱ぐと、美和子の服に着替える。
カラダにぴったりとフィットしたベルベット。
背中の部分が大きくVに開いている、明るいピンクのミニワンピースだった。
「どうかな、、、?」
私の声に、美和子が振り向く。
「わ、可愛いじゃない!いけてるよ。ちょっと待ってね、メイクももっと濃いほうがいいよ!」
美和子はバッグから化粧ポーチを取り出すと、私の顔をいじり始めた。
私はなんとなく落ち着かない。
それでも美和子にされるまま、じっとしていた。
「できた。ほら見て見て!」
ロッカーの扉の鏡を見てみると、そこには知らない私がいた。
濃いピンクのルージュも、明るいイエローとラメピンクのアイシャドーも、白い私の肌によく似合っている。
「ゆきな、すっごく可愛いよぉ。それ貸してあげるから、元気出していこ!」
その時初めて、美和子なりに私を心配して気遣ってくれている事がわかった。
「ありがと、、、」
私は心からそう言えた。


「よお!」
会社を出るとすぐ目の前に、大きな車が止まっていた。
私は硬直する。
「あら。西条くん?なあに、どうしたの?」
美和子が笑顔で聞く。
「ちょっとゆきなちゃんに用があるんだけどな。」
「、、私には、、用なんてありません、、、」
私は美和子の背中に隠れる。
「私たち、これから合コンに行くんだけど?」
美和子が言う。
「合コンねえ・・・」
西条くんは、意味ありげに笑う。
「それナシにして、俺と一緒にどっか行かない?」
「わぁ、ほんとー?ラッキー。あ、でも私、今日の幹事なんだよね」
「美和子、、放っといて行こうよ、、、」
私は美和子の背中を突っつく。
「こないだの写真できたけど、ゆきなちゃん見る?」
私はギョッとした。
「こないだの写真?やだぁ、あんたたち、そういう仲だったの?」
「知らなかったの?俺とゆきなちゃん、できてるんだよねー!」
西条くんは声を出して笑う。
「なんだ、そうだったの?ゆきな、合コンは来なくっていいよ。 せっかく西条くんが迎えに来てるんだから、デートしてきなよ。」
美和子はそう言うと、私を西条くんに方に押し出した。
「や、、美和子、、私行かない、、、」
逃げようとする私の腕を、西条くんがつかむ。
振り向いたとき、美和子はもうタクシーを止めていた。
「じゃ、その服いつでもいいからね!」
手をふると、さっさとタクシーに乗り込んでしまう。
まるで風のような素早さだった。
「美和ちゃんも一緒でもよかったんだぜ?」
西条くんが私の腕をつかんだまま言う。
「、、、それ、、どういうこと、、?」
私は西条くんを睨むように聞く。
「そんな怖い顔するなよ。どうせ楽しむなら人数多いほうが楽しいだろ?」
西条くんはポケットから何かを取り出して、私の目の前にかざした。
それは例の、3人の男たちに玩具にされているときの写真だった。
やっぱり、、撮られていたんだ、、、
私の中に、絶望感が芽生える。
「・・さて、行こうか?」
助手席のドアを開いて、西条くんは言う。
私は吸い込まれるように、車に乗り込んだ。


(9)へ続く




(My妄想小説サイト:クリスタルムーンより転機)




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